ステップファミリーとは「子連れ結婚した家族」のことです。
「子連れ再婚」と思われがちですが、再婚とは限らず、初婚パターンもあり得ます。
そして、元夫・元妻も含めてのステップファミリー構成とも考えなければなりません。
この家族境界を限定的にしてしまうと、ステップファミリーにありがちな連れ子への課題とも繋がってしまいます。
連れ子の心身が健やかに育つため、親が子供により愛情を持つためには、ステップファミリーの範囲を大きく考えなければならないとされています。
そこで、ステップファミリーの現実例と合わせて、課題と解決法もまとめてみました。
ステップファミリーについて知りたい方はぜひご参考ください。
ステップファミリーとは?
ステップファミリーとは「子連れ結婚した家族」のことです。
再婚だけではなく、初婚や事実婚のケースもあります。
未婚シングルマザーと初婚男性の結婚の場合、再婚ではないステップファミリーとなります。
ちなみに、僕の場合もこのケースです。
ステップファミリー構成例
色々なパターンがあるステップファミリーということで、構成例を挙げてみます。
- 初婚男性と子連れ再婚女性
- 再婚男性と子連れ再婚女性
- 子連れ再婚男性と再婚女性
- 子連れ再婚男性と初婚女性
- 子連れ再婚男性と子連れ再婚女性
- 初婚男性と子連れ初婚女性(未婚シングルマザー)
- 子連れ初婚男性(未婚シングルファザー)と初婚女性
主に、このような組み合わせが考えられます。
ちなみに日本で多いのは、初婚男性と子連れ再婚女性のパターン。
理由は、女性が親権を持って子供と暮らしているパターンが多く、再婚男性でも子連れではないパターンが多い傾向です。
ステップファミリーの呼ばれ方
ステップファミリーは、継(まま)家族やブレンドファミリーという言われ方もします。
ただ、日本ではまだ一般的な呼ばれ方ではなく、「子連れ再婚家庭」的な呼ばれ方が多いかもしれません。
多様性社会の認知に伴い、ステップファミリーという呼ばれ方も定着していくと、色々な印象も変わっていくと思います。
ステップファミリーの課題
ステップファミリーの抱える問題は多々あるのも現実です。
- 連れ子に対する継親の愛情
- 連れ子と継親の関係
- セメントベビー(ステップファミリー形成後に生まれた子供)との比較
- 夫婦間での育児方針の違い
- 金銭面の負担
ステップファミリーではなくとも抱える問題もありますが、ステップファミリーだと問題が表面化しがちに感じます。
その理由としては多々ありますが、大きいのは愛情と認識の問題。
「どうせ本当の親じゃないから」
親子共に、この意識がステップファミリー問題の発端ではないでしょうか。
親になることを意識しすぎないのが、ステップファミリー問題解決の糸口とされています。
ステップファミリーの課題解決法
ステップファミリーの課題解決方法は、継親が親になることを意識しすぎないことが大切です。
これは、親側にとっても子供側にとってもです。
- 継親の呼び方は自由にする:お父さん・お母さんのような実親の呼び方を強制するのはNG
- 継親は友達や先輩のような関係でもいい:実親のように振舞うと、親子共に無理がくる
- 実親がしつけを担当する:子供にとって継親からのしつけは抵抗がある
- 元パートナーを子供の前で否定しない:子供にとっては実親を否定されると健やかに育つ弊害となる
- 元パートナーと子供が会える環境を作る:子供が実親と会えることは健やかに育つ要因となる(相手の性質次第)
課題解決に共通するのは「普通の家族」になろうとしないこと。
ステップファミリーはステップファミリーとして、普通とは「別の形」を模索すればよいのです。
「別の形」は家族それぞれですが、何も普通以下ということではありません。
ステップファミリーは特別な家族なのです。
問題も生まれがちなステップファミリーではありますが、特別な関係を築くことができるのもステップファミリーです。
必要以上に普通を意識せず、「ステップファミリーとしての家族」を形成していってください。